運転席シートのアンコ抜き
余談ですが自分たちがバイクに乗っていた頃にバイクのシートのあんこ抜きと言えば、ヤンキーや族のガキ共(当時は中学生デビューで高校生になったら卒業 今みたいにいい歳したおっさんがやるのはかっこ悪いという風潮)がやるというイメージでしたね。
さて自動車のシートのウレタンは経年劣化を押さえてへたらない様に設計されております。素材はそれなりにしっかりしたものを使用していますので、通常であればそれを加工するというのはやめた方が良いと思います。
ですが今回は通常使用者の98%はかみさんという車ですので、私の体に合わせてシートを交換してしまうと言うことはできません。
というかそもそもYB22Sに適合したシートレールというものが市販されていません。
ZC32or72のシートレールが流用できないかなと思いましたが探しても情報が出て来ません。
そこで仕方なく純正シートの加工をしています。あくまで自己責任にて行うと言うことになります。
作業方法
今回のアンコ抜きの目的はローダウンやホールドの向上では無く、主に腿裏に当たる座面を調整することが目的となります。
つまりただ削る事が目的ではなくウレタンを低反発のものにして干渉を押さえる様にします。そのため使用する低反発ウレタンはイノアックのEGR-6Hなどのちゃんとしたものを選ぶことをお薦めします。中国製などの安かろう悪かろうのものは自動車というかなり過酷な環境下ではすぐに劣化してしまいます。
まず準備として低反発ウレタンフォームを入手します。どのみちカットして使用するのでサイズはそれほどこだわる必要はありません。ネット通販等でも入手は可能です。今回は厚さは40mmのものを選択しました。
もとのウレタンを削らずに10mm位のものを挿入する方法もありますが今回の場合はいままで色々やって効果が薄い事がわかっていますので削って交換するために40mmにしています。
加工前にシートに座ってどこが干渉しているのかを確認します。
今回の場合はクッションのつなぎ目辺りが一番干渉していました。
一番前の座面端も多少ありますがここは今回は行いません。
シート座面を加工する寸法をコンベックスメジャーで測って決めます。
なるべく少ない面積に押さえた方が良いかと思います。
今回は継ぎ目前後で150mm~180mmくらいとしました。
先にウレタンフォームを切断しておいても良いですし、心配ならシートのあんこ抜きをしてから実寸法を測定して切断してもかまいません。
いずれにしても加工すれば元にはもどりませんので、自己責任で行ってください。
以下次回へと続く。
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