自動車 透過照光式スイッチ 自作 ハイビーム用マーク UV印刷 その2

2020年9月19日土曜日

DIY・自作 自動車

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自動車のハイビームマーク付きスイッチの自作

加工していただける会社が見つかったので依頼用のデータ作成と準備をします。

*完成形はこのようなものとなりました。
(サムネイルで比較し易いように先に載せています。)
プリントショップ一作屋さんで印刷したスイッチ

印刷用データの作成

印刷用のデータは自分で作成して印刷してもらう現品と合わせて送ります。
データーはイラストレーターなどのaiデーターで作成します。

無償ソフトで『Inkscape』とかで作っても、aiなら互換性はあるとは思いますが、念の為会社の機構設計部門で使っているAdobeのIllustratorを昼休みに借りてデータを作成しました。

簡単なデータですので時間はさほどかかってはいません。
一番時間がかかったのはハイビームのマーク図柄です。

下図は作成したaiデータからjpgにした図です。
他も参考までに載せると、
外形(参考用)
カラー印刷層(マーク印刷)
*黒ベタにマークを重ねて複合レイヤーにして抜いて透明化処理しています。
白版層(下地処理)
これらがレイヤーに書き込まれたaiデータを送ります。

スイッチの前加工

スイッチにあるフォグランプのマーク部を#800のサンドペーパーで削ります。

マスキングテープを剥がしたいサイズより若干小さめに貼って部品を養生します。
その後少しずつ擦って剥がします。

ハンドリューターの使用も考えましたが固定が面倒だったのですべて手作業で行いました。
結果から言うと削る範囲は、もう少し小さくてもよかったのですが、自分の加工精度と作成した版下の精度にあまり自信がなかったので少し大きめになってしまっています。

純正のスイッチのイルミネーションはオレンジなので、このスイッチの裏側に光拡散と色出しのために赤の塗料が塗布されています。

照明は電球なので黄色系の色でありそれをオレンジにしています。

今回はHigh-Beamランプなので個人的なこだわりで『青』にしたかったので、分解したついでに裏面の塗装をIPAをつけた綿棒でこすってすべて剥がしています。

こうして加工したスイッチを梱包して送付します。

スイッチの印刷上がり

送ってしまえばあとはやることは無いので完成品が返送されてくるまで待つしかありません。

送付後中1日で加工していただき発送の翌々日には加工品が返送されて来ました。
早急な対応で感謝しかありません。

そうして印刷してもらったのが下記のものです。
松本印刷 一作屋 UV印刷 マーク

こちらからの依頼は、削った部分に白版で下地塗装をしてその上に黒塗装でした。

作成後に担当者の方が透過確認をしてくれました。

確認で、削った箇所の透過が強いので、軽減するには3層にしたほうが良いとのアドバイスを頂きました。

白版の下にもう一つ、同形状の黒版を入れるか、カラー版+白版+カラー版にすれば塗装を削った箇所の透けは軽減できると思うとのことでした。

次回は無いと思いますがもしやることがあったら参考にさせていいただきます。

透過光の微調整

自分でも透けを確認しましたが、透けは後ろから当てる光の強さにかなり左右されます。

今回は青の透過光にしたかったのでスイッチ裏面に青の水性塗料を薄く塗って光量の調整を行うことにしました。

手持ちのプラモデル用塗料で試したのですが塗膜が厚いと暗くなるので結構加減が難しいです。

エアブラシで薄く塗ってスイッチに仮当てして透過状態を見て調整しました。

スイッチの光源はオリジナルのT3の電球からT3の青色LEDに交換しております。
加減としてはもうちょっとかなと思ったところでやめておくのがベストです。
ほんの一吹きでだいぶ変わります。(正直今回は一噴き多かったなと反省)

光量を調整したあとで、スイッチ表面につや消しのトップコートを軽くかけて全体の光沢をなじませます。

返却時の状態だと周囲と印刷部および剥離した部位とマーク部の段差などが違和感がありますがトプコートをかけてなじませるとほとんどわからなくなります。

乾燥が終わったところで分解したスイッチを組み立てます。

スイッチの組み立て

分解したスイッチを元通りに組み立てていきます。
バネをなくさないように注意してください。
電球は極性がありませんがLEDは極性があるので組み付けるときに極性に注意してください。

もと通りに組み立てるとこんな状態となります。
あとはかみさんの車についているスイッチと交換するだけです。

組み付けた結果は別途写真をアップします。

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