フィラメント電球とLED電球
S25の電球で21Wとすると単純計算するとDC12Vで1.75Aとなる。さらにこれを基準にフィラメント抵抗を単純計算すると、R=V/I=12/1.75=6.86Ωである。
実際には車のバッテリ電圧はオルタネータが働いたときは14.5Vくらいになるはずなのでこれで計算すると電球に流れる電流は2.1Aということになる。
バックフォグ用のFF回路として販売されているもののリレーは定格2Aのものがほとんどであった。この場合定格2Aのリレーに2Aを連続通電することになる。接点の接触抵抗による発熱等などの接点容量的にはそれほど問題になることはないと思う。
どちらかと言えば負荷は電球フィラメントなので突入電流が大きいというサージ特性の方が心配になる。だいたいリレーの接点溶着はサージ等で起きることが多い。
そこで同じコネクタのS25 LED バルブに付け替えて電流値を下げるということを考えたが、ネットで検索してみるとろくな商品が無い。
基本的には耐久性をまるで考えていない商品ばかりである。
IPFのwebページによるとS25 21W電球の明るさは400lmとのことである。
400lmを連続定格で確保出来ているLED電球は無い。探した中には見つからない。
単純に明るさだけならいくらでも明るいものはあるが連続定格ではない。
せいぜいが5分程度である。お話ならない。
だったらS25の10Wとかにすれば良いのではと言う話になるが、同じS25でも電力が少ない物は口金規格がbay15dであり、21Wはba15sという物になり異なる。
間違えた用途に使えないようにする配慮なのだろう。
光量を必要としているのに消費電力を下げて暗いLED電球に変えるという本末転倒な意味の無い状況になる。
調べれば調べるほど面倒くさいのがよくわかった。
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