スキーブーツウォーマー 自作 構想

2021年1月18日月曜日

DIY・自作 スキー

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スキーブーツ シェルウォーマーの自作 構想

娘のスキーブーツはラングのRS 100SC WIDEです。
シェル出ししてもらってあり、それほど固い部類のシェルではないのですが、やはり今までのレンタルブーツよりは固いということで履くときに難儀しています。
ブーツはトランクに積んでいるので外気温ということはないですがそれでも冷えている様です。

市販のブーツウォーマー

標準でラングとかロシニョールのヒーター機能付きブーツバックを使用すればいいのでしょうが、3万以上の値段ですし、余り売ってないので入手が大変です。
https://www.yodobashi.com/product/100000001004745876/
そこで、売って無いのならつくってしまえということでいろいろ考えました。

ブーツウォーマーの自作構想

暖めたいのはインナーではなくシェルの方です。
ですので中に発熱体を入れるのではなく外側にとりつける形になるかと思います。

発熱体

まず発熱体をどうするかですが、思いつく事項としては以下のものがあります。
1.使い捨てカイロ
2.充電式カイロ
3.USB電源 面発熱体 (ヒートベストとかに入っているやつ)
4.面状フレキシブルヒーター (DCorAC電源ヒーター)

まずカイロはインソールのつま先とかピンポイントで暖めるには良いと思いますが、シェル全体を暖めるには小さくて向きません。
面発熱体(シートフィルムヒーター)はそのままだと熱が放散してしまうため、外側は断熱して内側に蓄熱する様な構造にする必要があります。

電源と熱量

ヒーターは電気をジュール熱にして暖かくなるため単純に電圧と電流の値によって発熱量は決まります。パラメータには時間もありますがここでの構想では無視して良いパラメータ事項だと思います。
電源としてはUSBバッテリー(DC5V)と自動車バッテリ-(DC12V)が考えられます。
AC電源はDC→AC→DCになるので無駄が多いので構想からは外します。

当然のことながらDC5VとDC12Vでは電力がことなるので発熱量にも大きな開きが出ます。
実際の温度は表面積が同一の場合、放熱される熱量より発生する熱量の方が多ければより温度が上昇するということになると思うので、そのバランスと実際の温度は実測してみないとわかりません。発熱量が同じで表面積が大きいと温度が上がらないということになります。


保温の目標とする温度は40℃~50℃程度ですので電源がDC5Vだと不足するかなと予測はしています。

自作部品をネットで検索

ネット(主にamazon)でなにか安価で良いものがないか検索してみました。

商品として多いのは前項3.の「USB電源 面発熱体」です。
ですがやはりベストとかに組み込むことが前提であり、発熱部の大きさも小型のものが主流です。

シリコンラバーヒーターとかもありますが、値段が高いこととDC12Vで200℃とか温度レンジが求めているものではないため、なかなか良いものがありませんでした。

そのなかで使えそうかなと思ったのが下記のものです。

アルミ箔フレキシブルヒーター A5サイズ
https://heatlab.jp/technical-info/temperature-measurement/al-heater-a5/#al-a5-30-3.3a
AL-A5-30-3.3A  [旧 AL-DC-A5-30]
主な仕様

これでDC8V~9V前後の設定にすれば目的の温度になるのではないかと思います。
Δtですから車内の気温+温度上昇ですので仮に車内気温18℃とすれば、9Vで60℃を超えるヒーター表面温度になるということになります。

値段的には、もうちょっと安いものがあれば良いのですが・・・
見積もり金額 (ヒーター2枚+送料+消費税)


電源は自動車用DC+12Vとした場合に電圧が高いので調整してやる必要があります。
手元には以前購入したダウンコンバータの残りが1個あります。
https://bochi-yara.blogspot.com/2020/05/led3-2.html

もしくはあとから調整を容易にするために専用VR付きの基板を買っても良いかもしれません。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07D7SJMK6/

ウォーマーの構造

ウォーマーの構造は以下の様になるかと思います。

まず中は100均のアルミシートを目的のサイズ(円筒形にしブーツにかぶせられる)にカットする。
アルミシートは長さが異なるもので3層くらいにし、丸まった状態で固定して、最初から筒状になるように形を作っておく。
ブーツ正面側になるところにヒーターを貼り付ける。
このアルミシートを厚手の布袋(50cm×30cmくらい?)に入れる。
袋は丁度良いサイズがなければ厚布を買ってきて自作する。
袋の両横に面ファスナーを縫い付け若しくはアイロン接着して丸めて止められる様にする。

線は長手方向の上面から引き出し、DCジャック等の電線対電線コネクタで接続。
コントローラーは片側は自動車用のソケットプラグを使用。
反対側はウォーマーに繋がる様にコネクタにする。

電源はトランクのソケットプラグか、前の記事にあるリチウムイオン電池で自作したバッテリー内蔵ケースを使用する。仮に負荷電流を6A使用するとした場合でも電池は半日はもつ計算になるので、通常の日帰りで行くスキーであれば十分過ぎるほどである。

中のインソールが冷たいというのであれば、使い捨てカイロを使用すれば良いと考える。

実際の作成ステップとしてはまず先にアルミシートを使用した筒を組立て、その後に発熱体を貼り付ける形になるかと思います。

まとめ

以上ざくっとした構想を考えてみました。

材料費として推測も含めて概算すると・・・
ヒーター 3500円
コントローラー 600円
ケース 120円
ソケットプラグ 600円
アルミシート 100円
布袋 500円
材料合計  約5500円くらい?

ヒーターバッグは3万くらいが相場なのでそれよりは安いです。

実際に作ろうとした場合にはもっといろいろな要素が発生して違う形になるかもしれません。
来シーズンに間に合うように気長にやって見ようと思います。



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だけどシェークスピアは好きじゃない。

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