スマートガレージKITの不満点
専用防水リモコンの到達距離が短い
専用防水リモコンを合わせて購入していたのですが、リモコンの到達距離が著しく短いという問題が発生しておりました。
メーカーに問い合わせたところ「問題切り分けのため障害物が無い状態での到達可能距離を確認してください」との連絡がありました。
そこでシャッターを開けた状態と閉めた状態で操作をし、メジャーで印をつけて1mずつ距離を離して数回行って1回でも動けば「到達可能距離」と判断して、距離を割り出しました。
確認結果は以下のようになりました。(スイッチ操作面正対を0°とする)
スラット開放時
180° MAX 4m 135° MAX 8m
スラット閉鎖時
180° MAX 1m 135° MAX 1m
ということで確実に車中から開閉操作はできません。
特に開ける場合は車から降りてシャッター前に立たないと開けることができません。
私の行いたい使用方法は以下のようなことでした。
リモコンは車の中に置きっぱなしにします。
・出かける前に自宅母屋からiphoneでシャッターを開ける
・車を車庫から出して、リモコンでシャッターを閉める
・帰宅時に車庫前で、リモコンでシャッターを開ける
・車から降りたら、壁面操作スイッチでシャッターを閉める
一般的な利用方法を想定する場合、リモコン操作は離れたところから行うと思います。
ですので私のイメージしている利用方法はこのリモコンでは実現できません。
メーカー回答 「良品です」
上記の結果をメーカー送付して判断を仰いだところ「リモコンは良品です」との回答でした。
メールを要約すると、仕様なので運用は自己責任で解決してくれと言うことのようです。
ただ、この手の苦情が多いと思われ「ソーラー中継器を導入し、外部からの操作距離を伸ばす」という提案がありました。
ソーラー中継器
https://sysdes.jp/product/smartgarage-kit/smartgarage-solar-relay-usersmanual.pdf
建物外側にレピーターを設置して、リモコンとスイッチ基板の間を中継するということのようです。
個人的には「ソーラー電源」と「そもそも屋外側で受信機より1mくらいのところに設置する必要性がある」という点が気になりました。
検証用のデモ機を貸して欲しいという要望をしましたが、デモ機は無く、設置しても想定される運用ができない可能性があるので、納得して欲しいと思ったら買ってくれとのことでした。
基板を確認
bluetoothはオンボードアンテナだと思われるので、実際の基板を確認してみました。
くるくると渦巻きになっているパターンがアンテナ部で、スルーホールで反対面に繋がり、そちら側がポールアンテナになっているようです。くるくる部はトラップコイルの役割ではないかと思います。
総務省 技術基準適合証明等を受けた機器の検索で
https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=js01
「001-A11344」を検索すると、電波仕様として以下の物が出てきます。
電波の型式、周波数及び空中線電力
F1D 2402~2480MHz(2000kHz間隔40波) 0.002W
0.002Wですので、bluetoothのクラスとしては一応class2となりますが、クラスの範囲内では最弱の出力となります。
リモコンも0.01Wにすれば問題ないのにと思います。
強化方法案
電波到達距離を稼ぐための方法としては以下の事項が考えられます。
1.アンテナ強化 外部アンテナを接続しアンテナ本体を屋外に設置する。
2.リモコン変更 amazonとかで売っている遠隔リレーボードを使用する。
3.ソーラー中継機の導入
方法と問題点としては、外部アンテナ増設は厳密に言うと法的にグレーです。
またU.FLアンテナコネクタを取り付けられるスペースがありません。
最悪インピーダンス無視して同軸ベタ付けか・・ やりたくないな。
リレーボードの増設は確実ではあり現行のBT仕様と両立できますが、ある意味では邪道。
ソーラー中継器はメーカーのサポートが不親切なので、いまいち悩むところですが、これしかないかなぁ・・
いずれにしてもすぐにやる気は無いのですが、そのうちなんとかしようと思っております。
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