LEDランタンのバージョンアップ
下図は以前に作ったLEDランタンですが・・・
バージョンアップと言う名のデチューン(detune)をしました。
LEDの数を半分にしました。
また3直4並列回路で定電流ドライバモジュール駆動に換えました。
これにより電池の持ちは100均部品流用の時の3倍以上になりました。
今回使ったLEDは、使用期限がとっくの昔に過ぎている古いNSSW157ATが近くにいくつかころがっていたのでこれを使います。
これをサンハヤトの汎用LEDスティック基板 UB-LED02 3直列に実装して取付けました。
大雑把なスペック的なもの
LEDと3直4並列で使用時のスペック
NSSW157AT
定格順電流 80mA 4並列 320mA
定格順電圧 3V 3直列 9V
光束 31 lm/(=80mA) 4×3=12個 372lm
このときの電力 ≒2.88W
定電流ドライバモジュール
今回は定電圧電源ではなく定電流制御とします。
定電流ドライバモジュールは面倒なので市販品を購入します。
株式会社ストロベリー・リナックス
STRAWBERRY LINUX CORPORATION LTD.
■LED用定電流ドライバモジュール(70mA~350mA可変)<降圧型>
メーカー品番:CC350
https://strawberry-linux.com/catalog/items?code=13001
改造加工
いずれも、もともとそれ用に作られている部品ですので特に加工が面倒なところもありません。
・普通に基板にLEDをハンダ付けして基板Ass'yを作成。
・発光管を分解して、いままで付いていた基板を取り外し。
・片側のネジ部は今までの穴をそのまま利用し反対側を現物合わせで位置出しして1.5mmの穴を開けて、2mmのビス用のタップを切り、基板を取り付けできるようにする。
・基板の裏とアルミ角棒にポリイミドテープを貼って絶縁。
・基板の裏に放熱用シリコンを塗布(今回は余っていたCPU用グリスを塗布)
・基板をアルミ角棒に取り付けて、もともとあった配線をハンダ付け。
・発光管を再組み立て
以上で発光管のバージョンアップ終了
本体側の定電圧ダウンコンバータを取り外し、定電流ドライバモジュールを取り付け。
全体を組み合わせて終了。
作業時間としておよそ3時間でした。
(作業しながら必要な道具とか探しに行ったので予め準備しておけば1時間半~2時間位で出来ると思います。)
使用上の感覚と感想
計算上は372lmですが多少電流を絞っていることおよび、全方位へ光束が拡散しているのでフラッシュライトの250lmと比べると当然ですが光量不足に感じます。
ですが周りが暗いときテーブルランタンとして使う分には十分かと思います。
今ままでの100均流用回路だとLEDが12並列なので1個あたり65mAで使ったとして780mAです。実測ではダウンコンバータ入力側ではもっと電流を食っていました。
今回は定格80mAのLEDを3直4並列にして定電流ドライバモジュールのMAX350mAを入力側電流で300mAに設定して使用しているので、消費電力としては1/3くらいになっています。
実際ほとんどつかうことはないのですが気分転換に遊んでみました。
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