ゲームで色の見分けがつかない
私は先天的なものなのですが、ごく軽度の「1型2色覚」の色覚異常です。
1型はP型(Protanope)とも呼ばれますが、赤色を感じる「L 錐体」が正常に機能していない異常となります。
日常ではほとんど困りませんが、たまに印刷物の数字などで、暗い赤と黒の見分けがつきにくい場合などがあります。
よくよく目をこらせばほとんどの場合は判別可能ですが、ちらっと見ただけだと判別できない場合があります。
また文字の場合は線の太さやベース色にかなり左右される面もあるので、同じ文字色でもベース色によっては識別がかなり困難になります。
この辺の解説については、東京都の作成した資料がとてもわかりやすいです。
東京都カラーユニバーサルデザインガイドライン
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kiban/machizukuri/kanren/color.files/colorudguideline.pdf
以前にアンドロイドタブレットPC用に購入した雑誌会社の『ナンバープレース』(数独とかナンプレと呼ばれる)アプリゲームなんですが、ユニバーサルデザインをとことん無視している設計なので、文字は通常は「黒」で、選択するとマスが薄緑になり、間違い箇所が表示される時は「赤」になり、全く色の判別がつきません。
赤の文字を修正してくださいと出ても、どれが赤なのかまったくわかりません。
ゲームバグ報告画面からいくつか発生するバグ報告と一緒にユニバーサルデザインへの対応もしくは切り替えスイッチの追加を依頼していますが、バグも含めまったくアップデートがされません。
昔パズドラとかはユニバーサルデザインの対応スイッチがあって、ONにすると色が明るくなって識別しやすくなる機能がありました。(必要ないので試しにONにしただけで使ってませんでしたが)
色判別用の補助アプリ
iphoneにはそういった場面で利用している色覚補助アプリを入れてあります。
色のめがね
https://asada.website/chromaticglass/j/
「色を見分ける」「色を見つける」「シミュレーション」の機能があります。
このうち「シミュレーション」機能は、健常者に色覚障害者に見えている状態を表示する機能で、異常のある自分には交互に表示される画面のどちらも同じように見えるのですが、正常な人には、切り替わると判別できない画面になるので、見にくいというのを実感してもらえます。
説明するより体感してもらった方が早いので、印刷物の文字色とかで変えてもらいたいときに使用しています。
学校での検査
そんなことは無いと思うのですが、差別を助長するということで、現在学校では色覚検査は行っていないそうです。
視力検査も1.0以上は調べないということです。
それもどうかと思うのですが・・・
あると言うことがわかっていないと、かえって軋轢要因になる気もします。
そういうことは早いうちに気がついた方がいいと思うのですがね。
男で1/20、女で1/500の確率で異常とのことですのでレアな異常とも言えないと思います。
ちなみにうちのかみさんも娘も色覚に関しては正常判定となっています。
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