スタイロフォーム ヒートカッター 自作

2022年4月23日土曜日

DIY・自作

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スタイロフォーム用熱線ヒートカッターを自作

35年くらい前に仕事で、梱包材を現物合わせで準備するときに発泡スチロールをニクロム線で切断していたことがあります。

板にL金具を取り付けてニクロム線の高さ調整ができるようにして、直流電源につないで、水平方向にカットして必要な厚さの板に切断しておりました。

今回2018シーズンに作ったルーフボックスのスキー板用のスペーサーを作り直そうと思いました。板を買い替えたことによりビンディングの位置が変わって若干不都合が出るようになっておりました。

前回の作業ではスタイロフォームを断熱材カッターで切断しましたが、作業者能力的に切断面の垂直を出すのが難しいため、今回は昔のことを思い出してヒートカッターで切断することを考えました。
自作 ヒートカッター 構造図
web上でも同じ様なことをしている人が大勢いるので参考にして、構造的には上記の様な感じのハンドツールにしました。

片側の取付部を稼働する様にして、ニクロム線を加熱して発生した伸びを吸収する構造としています。
ニクロム線はワッシャと蝶ナットで電線丸端子と共締めで固定して断線時に容易に交換可能な構造にしています。

ネット上では電源はAC100Vをそのまま進角制御ユニットで調整して使っている人がほとんどですが、個人的には、絶縁構造無しの機材は怖くて使う気になりませんので、直流安定化電源装置で絶縁されたSELV(safety extra low voltage 安全特別低電圧)で印加して使用します。
(安全保護無し絶縁なしの構造は、素人が包丁の刃を握って作業しているのと変わらなくらい危険な行為だと思います。)

直流電源の目安を計算しようかと思いましたがググったら参考になるページがありました。
ニッケルクロム電熱線第一種温度と電流表
https://koowa.com/denkiteikousrn/den21.html
実際に加熱すれば抵抗値は上がると思われますが、大雑把な目安として、m当たり約20Ω 1Aで300℃ くらいというあたりをつけて、下がった分は電圧を上げて電流補正するという方法で対応します。

配線は、だらだら引き回すのは趣味じゃないので、中間材に3mmのトリミング溝を掘ってその中に隠蔽して可能なかぎり外からは見えないようにしました。
線材は余裕をみてAWG18を使用してこれに余っていたコルゲートチューブを被せて配線保護をしています。
スタイロフォーム ヒートカッター

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