マスターブラウザを構築
以前にも書きましたが自宅のワークグループはデフォルトのworkgroupと別名のもう1グループに別れております。
設定が変更できる機器は別のグループになっています。
実用上問題はないのですがそのうちすべてをworkgroupに書き戻そうかと思っております。
そもそもの問題となっていた機器はすでに取り外されておりますが、書き戻した際にマスタブラウザの問題がまた発生すると面倒なので、2012年頃の古いatomCPUを載せた小型ファンレスPCをマスタブラウザになるように設定して試してみることにしました。
以前にWindows7で試したことはあるのですがその時はsamba機器の方が優先されてうまくいきませんでした。
(たぶんNASの方がwin7よりOS levelが高く設定されているのではないかと推測しています)
PCにlinuxをインストール
別のWindowsPCでubuntu 18のISOファイルをダウンロードしてインストールしました。
最初はver20.04のイメージファイルで試したのですがインストール後に動作不調になり4回ほどインストールをし直しましたが、あきらめてver18をインストールしました。
こちらでは問題は出ていないので、古いPCでは以前のverのほうが良いかと思います。
USBにダウンロードしたISOファイルを「Rufus」で起動できる状態で書き込みます。
PCのBIOSからUSB起動ができるように設定してUSBから起動し画面の案内に従ってインストールをします。
PCのが遅いので結構時間がかかりました。
sambaをインストール
OSインストール後にsamba機能を追加します。
ターミナルの起動はctrl+Alt+Tが便利です。
ターミナルからコマンドでsambaをインストールします。
sudo apt install samba
system-config-sambaをインストール
GUIのsystem-config-sambaをインストールすると基本的な設定はここで行なえます。
テキストエディータでやるのも面倒なのでこちらでやることにしました。
「Ubuntuソフトウェア」からでもターミナルからでもインストールはできます。
samba設定
system-config-sambaを起動して、ワークグループ名やその他の共有設定などをします。
ついでにIPv4のアドレスも固定IPに変更します。
マスタブラウザの設定
sambaを入れた目的はファイル共有そのものではなく、このPCのsambaでマスタブラウザを優先的に設定しておきたいということです。
とりあえず以下のような作業で設定しました。
(大雑把にしか理解していませんので必要がないこともやってるかもしれません)
ターミナルからsambaの設定ファイルを開いて編集します。
sudo -e /etc/samba/smb.conf
Globalの設定部に以下の事項を追記しました。
domain master = yes (ドメインマスタブラウザの候補に参加する)
local master = yes (LAN内ローカルマスターブラウザの候補に参加する)
preferred master = yes (マスタブラウザの優先候補になる)
os level = 65 (Windowsの数値より大きくすると優先的にマスタブラウザ候補になる)
追記したら、Ctrl+oで書き込み、Ctrl+Xで終了します。
再起動して設定が反映されているか確認します。
マスタブラウザの確認
いつもフリーソフトのmsbrowserを利用してネットワークを確認しています。
https://mam-mam.net/download/msbrowse.html
とりあえず今回設定したPCがマスタブラウザと表示されれば成功です。
いつもはIO-DATAのNASがマスタブラウザになっていましたが、設定したPCもマスタブラウザになっているので目的は果たしております。
これでネットワーク整理の目処が立ちました。
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