ママさんがスキー教室で教えてもらったこと

2022年2月6日日曜日

スキー

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肩は斜面と平行に

ママさんは滑走のときに上半身をひねる悪いクセが出てきておりました。

何度も「上半身を内側に捻ったらだめ。腰は前で太腿から下を動かすイメージで」と言っていたのですが全く治りませんでした。

そこで強制的にスキー教室に入れて先生に指導してもらうことにしました。
そこでもやはり上半身のひねりの矯正を言われたそうです。

結果から言うと「多少はマシになったけどまだ腰から動くことが多い」というくらいになりましした。

その時先生から「肩は常に斜面に対して平行になるように心がけてください」と言われたそうですが、まだその意味がよくわからないそうです。

確かに良く聞く言葉なんですが、それをわかりやすく説明しろと言われると、どう説明しようか悩みます。

自分なりの解釈

自分も下手なのでうまく説明はできませんが、自分なりの解釈でママさんへ話したことをまとめて見ます。

・滑っているときの条件で発生するパラメータはたくさんあるので、その時々でなにが正しいのかは変わる。ある特定の条件のときに「こうすると良い」というアドバイスはあるが、すべての状況においてそうしなきゃならないという訳ではないことを最初に頭においておく。

・ママさんのレベルでは滑走スピードは決して早くない。
 そのレベルに対してのアドバイスとなっているはずである。

・平行は「交わらないこと」を意味するが、意識の問題なのでそうならないように体を固定しろではない。

・先生は『斜面に対して平行』と言っており、フォールラインとは言ってない。
 つまり定義として『面と線』での平行。(面=斜面、線=肩を結んだライン)
 線と線では無く、面に対して立った体を中心にした軸で回転する線をイメージする。

・滑っているときの動作のイメージは右回り左回りで2分割した場合を考える。
 条件は比較的緩やかな斜面で、スピードはゆっくりで、なおかつ大回りをしている場合で考える。

・ 体の向きと板の向きは異なる。
 アドバイスや説明は板の向きに対してと体の向きに対して言うことが混在するので、どの時点でどちらの向きのことを言っているのか分けて考える。

・旋回の頂点で板が揃って横を向いている場合の平行とは、斜面に対して体も横向きになるので肩のラインはフォールラインに対して平行と考えても良い。つまり体を山側に傾けずに斜面に対して垂直に立っているようなイメージで良いと思う。

ただし実際には静止状態でその姿勢を保持出来ないので、あくまでも動いている状態の中の瞬間的なものとイメージすること。
また板はフラット状態、エッジによる角付など、一連の動きのなかで変化するので下半身と上半身の位置関係は常に変化し真っ直ぐが維持されているわけではない。

・回転中(3時9時)はフォールラインに対して正対する形となる。
 この場合の斜面に対して平行は正面から見てどちらかに上体が傾いていないことになる。

・斜度がきつくなった場合は低速でのターンでは逆に重力や遠心力とのバランスを取るのが難しくなる。そうなるとバランスをとるためのパラメータが増えることになるので、また違った姿勢になってくると思う。斜度がきつくてエッジが立つ場合は最初は考えないほうが良い。

・滑走速度が早くなると遠心力が大きくなる。遠心力が大きくなるとバランスを取るために体全体の傾斜角も大きくなる。
理屈の上では腰から下は大きく寝かせて体を起こすようなイメージになるかもしれないが、実際には大きな遠心力に耐えるためにはそこまで上体を起こすと言うことにはならないはず。
あくまでも一般的なレベルでのイメージの話として捉えるのが良いと思う。

・ちなみに平行と水平では意味が異なってくる。
 水平は重力が働く方向に垂直な水平面となるので、直滑降をイメージした場合に水平を保つには、斜面が緩やかな場合は直立して板の中心に乗ると考えればいいが、急な傾斜の場合には後傾の姿勢になるので抑えが効かなく暴走している状態と同じになるので絶対に水平では駄目だと思う。
水平軸と言う場合の水平は肩のラインとかではなく体の中心線に対しての話になると思う。

・たぶん先生の平行にするというのは谷側斜面に重心をもっていくことをアドバイスしている意味もあると思う。
 恐怖心から山側に逃げると重心が反対側になってターンし難くなる位置のときもあるのでそれを補うために上半身をひねる動作になっている可能性もある。

・基本は斜面に対して平行にする運動は腰からひねるのでは無く、太腿から動かすイメージで、股関節は多軸に動くし、足首、膝と合わせて、これらのねじれで回し込み、板を倒してエッジを角付けするイメージをしよう。カービング板なので速度と角度があってれば板の設計に沿って曲がると思う。

みたいなことを説明しました。


レジャースキーヤーが感覚的な話をしているだけなのであっているかどうかは知りません。
(ちなみに自分はスキースクールとか入って教えてもらったことがありません。ですのでレベルがわかりませんが、たぶん3級程度とお考えください)
自分でもよく思うのですが、自分は滑っているときにまだクラッシクターンの癖が結構強く残っていると思います。

余談ですがスキーとバイクのスポーツ走行(ある程度倒して走るとき)の感覚は近いものがある気がします。
怖がって体を起こすとかえってうまく曲がれなくなり攻めの気持ちがないといけないところなんかも似ていると思います。

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