蛍光灯バルブの構造確認と分解
まずは蛍光管の構造を確認しないと先に進めません。どうやって流用するか考えます。外観から構造の推測
蛍光灯のバルブは根本が樹脂で固められております。パーティションラインがあるので構造的には上下の2ピース構造、はめ込みだと思われます。インジェクションでピンをインサート成形して固めているのではなく圧入しているように見受けられます。
パーティション部は動くのでウエルダー溶着等はされていません。
この場合に考えられるのは内部にあとから充填剤をいれて固めるパターンか形状的にロックが掛かるような形になっているかです。上部のパーツはインサート成形の可能性もあるかもしれません。
蛍光管とピンは電気的に接合されているので引っ張って電極が外れる構造ではないと推測しました。
ですので分解はガラスを割って上から行うことにしました。
分解してみた結果
一般廃棄物としての蛍光管は「家庭から排出される水銀使用廃製品の分別回収ガイドライン」にて破損しないようにという注意がありますが、ごめんなさい、無視します。https://www.env.go.jp/recycle/waste/mercury-disposal/h2712_guide1.pdf
紙袋に入れてハンマーで砕いて、根本の電極はラジオペンチで引張出します。
その結果、中は空洞で充填されていませんでした。
ただ接合部や蛍光管の保持にシリコン系と思われる弾性のある接着剤で結構しっかりと固定されていました。
ですのでプラスチック側から引っ張って外すことは多分出来ないと思います。
ピンと管の電極間はガラス繊維のチューブを入れたリード線になっていました。
発光管を構想する
本体との接合はこの樹脂ベースをそのまま利用します。ベースは約34mmの角Rの正方形です。通常に考えれば蛍光管の穴を隠すため外形φ32mmくらいのパイプを乗せるのが良いかと思います。
その場合でも基板を固定する方法が必要です。
本体内部の樹脂ベースから上面カバーまでの有効内寸は物差しで測って約11cm。
ベースの固定部の長さは約4cmです。
これらの条件から考えたのは以下の様な構造です。
まず基準は樹脂ベース。これに10*10*150mmのアルミ角棒を固定する。
樹脂ベース底面に3mmの穴をあけて角棒の底面に3mmの穴を開けてタップ加工。ビスで止めて固定する。固定後空いている空間にシリコン接着材を注入して固定する。
アルミ棒には先に2mmの固定穴を開けてタップを切っておく。
このアルミ棒に幅9mmに切断したLED実装基板を2mmのビスで固定する。
固定位置は最初から基板に空いている穴をそのまま利用する。
アルミ棒には放熱用シリコンを塗布して基板と接合する。
この外側に半透明のパイプをかぶせる。パイプ上部でアルミ棒と2点止めで固定する。
下部は接着固定する。
・・・大体こんな感じでしょうか?
あとはやってみないとわかりません。
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